「刀剣を売る際の失敗」について
刀剣を売る際に失敗するパターンの一つが、売るお店を間違えて不当に安く刀剣を売ってしまった場合です。
本来、刀剣自体は人気が高い割には供給量が少ないため高価になりやすいです。ところが、お店選びを失敗してしまうと、買い取り価格が低くなってしまいます。なぜそのようなことが起こり得るかといえば、お店側の知識が不足している可能性があるからです。
リサイクルショップなどで刀剣を買取してくれる例はありますが、たいていの場合は刀剣のプロフェッショナルが査定をしている訳ではありません。多くの場合、刀剣に関する知識があまりないスタッフが査定を行っています。査定表などを見て査定額を出しますが、マイナーな刀剣の場合には査定額が掲載されておらず、低い金額の買い取りになることもあるわけです。
もう一つの失敗するパターンとしては、そのお店に販売ルートがほとんどない場合です。多くの買取業者は、お客さんが持ってきた刀剣をそのお店で売るか、あるいはほかのお店に売却をします。
この点、販売ルートがほとんどないようなお店は、自分の店で販売する以外選択肢がありません。お店としては、売れなかった時のことも考えて安く買取をする可能性もあるのです。
それ以外にも、付属品や鑑定書を捨ててしまった場合や、高価買取期間を見逃した場合にも安値で売却することになってしまうでしょう。
失敗しない為の方法
刀剣を売る時、失敗しない為に知っておきたいことの一つが、まずお店選びをじっくりと行うことです。
少なくとも、価値がありそうな刀剣を売る場合には、様々な商品を扱っているようなリサイクルショップに買取を依頼するのではなく、刀剣の専門店を訪れると良いです。専門店ならば、査定のプロフェッショナルが存在しておりその価値をよく理解してくれます。
つまり、100万円の価値があったとすれば、それに近い金額で買い取りをしてくれる可能性が高いです。
次に、お店に複数の販売ルートがあるところを選ぶようにしましょう。販売ルートがあるお店の特徴は、高値で買取をしてくれる可能性があります。なぜなら、仮に自分のお店で買取をした商品を、自分のお店で販売して売れなかった場合、他のお店に流せばいいからです。
つまり、在庫を抱える必要が無いため、多少高値で買取をしても問題ありません。
刀剣の買取強化期間を見逃さないことも大事です。お店の中には、買取強化期間を設けているところがあります。買取強化期間を設けている理由は、例えば販売ルートのお店から「ある特定の刀剣を手に入れてほしい」などと言われた場合です。
もし、そのような商品が在庫としてあればそのまま販売ルートのお店に売却することになります。ですが、そのような商品が在庫としてない場合には、お客さんがお店に売りに来てくれるのを待つしかありません。
その場合、今までと同じ買取価格だと希望している商品を売りに来てくれる可能性は低いため、目的の刀剣が手に入る可能性は低いでしょう。そこで、普段よりも高値で買取をするようにします。
この時、お店のホームページなどで買取強化の宣伝を行うことがあります。そのタイミングを逃さないように定期的に業者のホームページの確認をしておきましょう。
刀剣の売却には、刀剣そのものの価値以外にも気にしておくべきことがあります。具体的には、鑑定書をとっておくことです。ブランド品に関しては、そのブランドが本物であることを示す鑑定書のようなものがあります。
刀剣に関しても、ブランド品と同じように本物であることを証明する鑑定書が存在しています。この鑑定書があるのとないのとでは、全く価値が異なるといえるでしょう。もし、鑑定書が薄汚れていたとしても捨てずにとっておいた方がよいです。
鑑定書以外では、付属品が重要になることも十分にあり得ます。特に、日本刀を売却する場合には鞘の部分も重要な価値があることを知っておくと良いです。
そのため、ばらばらに売却するのではなく一緒に売却して初めて大きな価値を生み出すといってよいです。さらに、その刀剣の種類には共通した入れものがあることも考えられます。このような付属品もなくさず同時に売却をすることで、高い価値を生み出す可能性があります。
きれいな状態に保つことも、高値で売却するためのコツといってよいでしょう。きれいな状態で売却するには、保存状態が重要になります。保存状態が悪いと、いくら刀剣とはいえ錆が付いてしまうことやカビが生えてしまうこともあります。
布でふいて落ちるものならばよいですが、完全に中まで染み込んでしまうレベルの錆やカビなどがあると、それだけで一気に価値が落ちてしまう原因の一つになります。丁子油(ちょうじあぶら)と呼ばれる油を半年に一度刀に塗ると劣化を避けることが出来て、高値で売却が可能です。
失敗しないために知っておきたいことは
刀剣を売却する場合には、可能な限り高い金額で売却したいものです。この時に知っておきたいことの一つが、刀剣の買取専門店を訪ねることです。
専門店ならば、価値のあるマイナーな刀剣でも正しい金額で査定をしてくれる可能性が高くなります。
次に、販売ルートがあるお店を選ぶようにしましょう。
販売ルートがあれば、その店で在庫を抱える心配がないため、ある程度高値で買取をしてくれることが多いです。逆に販売ルートがないと、その店で在庫を抱えることになるためお店側としても思い切った金額で買取をすることができなくなります。
それ以外にも、鑑定書や付属品がある場合には刀剣を売却する時、一緒に売却をすることが重要になります。特に、価値が非常に高い刀剣の鑑定書はそれがあるだけで金額が大きく違ってしまうものです。
刀剣を売る際の業者の選択が大切なことが分かったかと思います。このサイトでもおすすめの刀剣買取業者を紹介していますので参考にしてください。